11/14(日)ダンサー紹介①セットダンス編
本日は11/14(日)のイベントに向けて、ダンサーさんとのリハがありました。久しぶりに、私たちの伴奏に合わせてダンサーさんが踊ってくださるのを見ると、なんだか感慨深いものがありました。。
さて、今回からは、第一部:コンサートで踊っていただくダンサーさんと、ダンスについて紹介します。最初はセットダンスについて取り上げます。
※以下からの紹介文について、いつも私たちToyota Ceili Band を支えて下さり、当日ダンサーとしても登場いただく寺町靖子さんに解説を書いていただきました。素敵な文章をありがとうございます!
◆セットダンスのこと
アイリッシュダンスの中には“セットダンス”と呼ばれるダンスが2種類あります。
グループダンスとソロのダンスですが、ここでは4人または8人が1セットとなってグループで踊る“セットダンス”についてお話しします。
セットダンスは古くから庶民の娯楽として、村々に独自のセットがありました。North Kerry set, Corofin set, Kilfenora setなどなど、町や村の名前を冠したセットが多いのはその名残です。セット名で地名を覚えて、アイルランドに行くと『ここがMoycullen setのMoycullenか!』などと感動するのがセットダンサーあるあるです。
日本でセットダンスが踊られ始めたのは90年代から。80年代からアイルランドでセットダンス・リバイバルが始まり、新旧たくさんののセットを1つのケーリー(ダンスパーティー)で踊るという形が定着しました。日本からもアイルランドのワークショップやケーリーに参加して習ったセットを、日本で教える場所ができました(大阪のサイナックさん、東京のCCÉジャパンなど)
トヨタケーリーバンド主体のダンスイベント(定例ケーリー、Shall we Irish Dance?など)が始まって、大きく変わったのは大学生達がケーリーに来るようになったことです。大人の新規ダンサーも増え、世代間のカベの無いコミュニティが出来上がってきたように思います。
ケーリーに行って踊り、色々な人とおしゃべりして帰ると、仕事のストレスも日頃の疲れも吹っ飛ぶような、そんな大切な場所になっていました。
コロナ禍の中、セットダンスは『3密』を避けられず、ケーリーも開催を断念せざるを得ない時期が長く続きました。
まだマスクは外せませんが、安全を確認しながら少しずつ再開していけたら良いなと思っています。
◆ダンサー紹介
コンサートで踊るセットダンサー達はトヨタケーリーバンドと縁の深いメンバー達です。
バンド主体のケーリーをやるきっかけを作った宮本豪さんとダンスパートナーであり奥様の雪華さん。
2016年のケーリーバンド・コンペティションに出場するためのサポートをしたCCÉジャパンの元会長、金塚多佳子さんと現会長の山下理恵子さん。
フィガー(セットの動き)の記憶力は抜群、皆が頼りにする先輩ダンサー、寺田まり子さん。
“Shall we Irish dance?”という初心者向けイベントでダンス講師を担当してくれた伊藤礼さん。
バンドの1枚目のアルバムを出した際、タワーレコードでのレコ発ライブからセットダンスにハマり、CCÉジャパンのイベントコーディネーターとして活躍する俵藤あかりさん。
トヨタケーリーバンドのケーリーからセットダンスにハマり、セットダンスのアプリを開発してしまった城拓さん。
フルートの演奏がきっかけでケーリーからダンスにハマり、アイルランドで1年踊りまくってきた青木聡さん、フィドルも弾くけどダンスも大好きの龍岡まりこさん。
最後に、バンドと様々なイベントを一緒に作ってきた、私こと寺町靖子です。
それぞれがバンドを支え、また支えられてきたのだと思います。感謝。
(寺町 靖子)
ケーリーを開催するToyota Ceili Bandにとって、なくてはならないセットダンスと、ダンサーの皆さん。その楽しさをぜひイベント当日感じてください!!
※会場チケットはありがたいことに完売しました!
配信チケット・応援チップはこちらのPassmarketにて販売中!