しまケーリー御礼
昨日のしましまケーリーにお越し頂いた皆様、ありがとうございました!
6セット以上の方にお集まり頂きました。
写真だと遠目でわからない方も多いですが、細めのしましまの方も相当いらっしゃって、見た目にも楽しい会となりました。
個人的にはB.B.Jig setでうちのケーリー初のジェンツセットが登場して、激しく派手なスピード感のあるステップで踊られていたのが、テンション上がり、ダンサーさん側から乗せられる感がかなりありました。
変な例えですが、テニスサークルとかでそれまでミックスダブルスでゲームをしていた男子が、次は男子ダブルスでとなった瞬間に似ていて、いきなり本気の野獣モードになる感じと言いますか、それまで気を遣っていたんだなと思わされて面白いのです。
また、最近は学生のダンスのレベルが鰻登りに上がってまして、その熱心さには舌を巻く程です。
その中でも、これまでセットダンスを牽引してきたベテラン層と若者達が一緒に踊る絵が自分はとりわけ好きです。
先程のジェンツセットもそうでした。
そんな絵がこれからも広がっていけばいいなと思います。
さて、今回は初めてオリセンに豊田の個人持ちの機材を持ち込む試みをしました。
ここからはちょっとマニアックな話になるので、音響機材系に全く興味がない人はどうぞ読み飛ばして下さい。
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実はオリセンの機材はかなりものがひどく、基本ミキサー類、マイク類は持ち込まないと何もできない位ですし、行ってみたら壊れたので変えましたとさらに質の低いものになっていることすら過去に何度かありました。
ハウリングも非常に起きやすいので、スピーカーを完全に自分達の前に置くため、自分の音がほとんど聞こえない状態で弾いているのが常です。
先日の蔵前ケーリーの時に豊田の機材を持ち込んだところ、あまりにも気持ち良く演奏できたため、今回オリセンに持ち込んだらどうなるかという試みをしました。
まず、演奏者サイドの話をすれば、ハウリングも少なく、自分の耳に自分の音も他の人の音も聞こえるので遥かに合わせやすく、気持ちよく、また、確信を持って演奏でき、終了後の疲れ方がかなり違う程でした。
ダンサーさん側の方は評価がわかれていました。
「普段と変わらない」という声と、「普段よりはっきりキレよく聞こえる」という声。
今回持ち込んだ機材はBoseのL1 Compactというとてもコンパクトなコラムスピーカーと、BEHRINGERのX AIR XR18というデジタルミキサーの2つ。
デジタルミキサーの方は普段から使っていますが、Boseの方は今回初。
このBose、低い音は足元で鳴らし、高い音だけを頭の上の方から色んな方向に飛ばすという不思議なシステムにより、演奏者はスピーカーを背負ってもそこまでうるさく感じず、お客さん側は遠くでもはっきり、部屋のどこにいても同じように聞こえるという特殊な特性を持っているんですね。
なので、恐らく、演奏者の近くで踊っていた人達にとってはそんなに変わらないように聞こえて、逆に遠くで踊っていた人達には普段よりもはっきり聞こえていたんじゃないかと思います。
10kgちょっとでひょいっと運べる軽さが売りのスピーカーですから、オリセンの図体だけやたらでかいスピーカーと同じように聞こえるというだけで十分してやったりなのですが、オリセンのスピーカーのこもりやすい音と比べて、離れても解像度が落ちない音というのはダンスを踊るのには向いているように感じました。
まぁ、これを持ち込むにはどうしても車での運搬が必要になり、費用もかかるので、いつでも可能という訳ではないのですが、今後のやり方を考える上で一つの大きな指針となりました。
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さてさて、次回の定例ケーリーは9/22(土)。
Intercollegiate Celtic Festival、通称ICFとのタイアップになります。
若い方々もベテランの方々もたくさん踊りに来て頂けると嬉しいです!
Shall We “Irish’ Dance?の方はまた決まり次第お知らせ致します!
豊田でした。